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2005.06.28

一行抹消

少し前、中国でのネット検閲の話題がニュースになっていたが
忘れないうちに書いておこうと思う。

中国では政府に都合の悪い語句はネット上で自動的に検閲されてしまって
出てこない(表示されない)ようになっているんだそうだ。
「多数の機関と数千人のスタッフがあらゆるレベルで検閲している」らしい。
このシステムはえらく強力で、検索ページで検索しても「自由」「人権」なんて言葉は出てこないのだそうだ。
おまけにこれらの言葉をブログとかに書き込もうとするとエラーが出るんだそうだ。
特にマイクロソフトの検閲エンジン(?)は強力で
「民主主義」や「台湾独立」なんかも入力しようとするとエラーがでて
不適切な言葉が含まれていますという表示になるらしい。

エライ国だなと単純にそう思うが、
社会主義を採っていて一党独裁というのはそういうことなのかとも思う。
結局政府が社会を統制しないと成り立たないお国柄なのだな。
政府(お上)が人民(国民)を律しているといえなくもないけれども
実際はお上に都合の悪いことを隠して国民に見せないようにしているんだろう?
かつて北京でデモを起こした学生を戦車が制圧したのを覚えているが
「天安門事件」も検索では出てこないらしい。
なかったことにしているのだな。
ほんとに大変な国だな。

中国で「靖国神社」って検索してみたいな。
悪口がわさわさ出てくるんだろうな。

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Comments

追記:
「バカの壁」で有名になった養老孟司先生の本を
ちょうど読んでいたところだったが
その中に太平洋戦争終戦後の教室で先生の指示に従って
教科書を墨で塗りつぶした出来事が出てくる。
よく知られた出来事だが、養老先生は実際にそれをやった(やらされた)ひとなのだ。
その出来事を、日本が戦前を忘れるための行為、と捉えておられる。
中国は現在も都合の悪いことはなかったことにするために
ネット上を塗りつぶしているのだな。

Posted by: 名村 | 2005.06.29 at 11:58 AM

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